仕事ができる人に共通する要素として、相手に合わせて伝え方を変える、つまり”伝え方が上手い”という点が挙げられます。
仕事ができる人は総じて年収も比例して上がる傾向にあります。
今回は伝え方の一つのポイントでもある「文章化」について説明していきます。
なぜ文章力が必要か
昨今、インターネットやSNSの普及にて誰でも手軽に発信が可能となってきました。
そこで今までとは異なり、「話す」と同等に必要になったのが「文章力」です。
文章力を身につけると、今後仕事の中心となってくるオンラインや仮想空間でのコミュニケーションにもいい影響を及ぼします。
オンライン上で即時的に翻訳機能が流通すると、英語を含め他国語が話せなくてもコミュニケーションがとれる時代となれば文章力の価値はさらに上がる事でしょう。
なので文章力は特に、今後の仕事に適応していくために今身に付けておきたいスキルなのです。
ビジネスにおける良い文章を書くポイント
良い文章を書くポイントは4つあります。
①解決したい問題を伝える(目的)
解決したい問題は、弱すぎても強すぎても良くないです。
例えば、「忘年会の企画」を考えることとなったとします。
三流は忘年会を行うことが目的となりがちです。
しかし、一流は社員同士の親睦を深めたり信頼関係の構築を目的とするため、その先の策や選択肢が大きく変わっていきます。
②選択肢を提案する(方法)
前提条件と目的を整理し、より自分が主張したい方向へと相手を導いていきます。
前述の「忘年会の企画」で例えると、
三流は「例年通りの企画で無事に終える」となり、恒例の「カラオケ大会」や「ビンゴ大会」などとなってしまいます。
一流は「チーム対抗のゲームで親睦を深める」事が目的のため、「チーム対抗でのクイズバトル」や「チーム戦でのボウリング大会」などそれぞれ目的に沿った内容となり、ここにきて大きな差が出てきます。
③解決策を提示する(主張)
その中でも最も手段として最適なもの(自分の主張)を提案します。
必要なのはしっかりとした根拠に基づいていること!
根拠が明確で分かりやすいほど相手は納得しやすく、より伝わりやすい文章となっていきます。
④選んだ理由を伝える(根拠)
最後に、根拠と付随したメリットを伝えます。
ポイントとしては相手が想像しやすい状態をイメージさせることです。
例えば、忘年会企画として「チーム対抗のクイズバトル」を行うとします。
理由としては、
・チーム内でそれぞれが得意な分野で活躍でき、共通の課題に対し協力して解決することで一体感を感じれる
・運動が苦手な人でも気軽に参加でき、普段交流のない仲間と交流するきっかけになる
などがあるでしょう。
最後に
このようにビジネスにおいて文章化のスキルを高めたければ上記の①〜④を端的に伝えることができると自然と相手の反応も変わってきます。
仕事において、相手の状態を変えられる・行動を起こさせる社員は希少価値が高まり、やがて出世したり年収が上がっていきます。
意識して取り組んでみてください。